社長|渡辺安彦 2024.12.21
古民家再築で預かっている古材の刻みを始めます。
刻みの前に、材をどのような形に刻むかをしるしを書いていく作業が墨付けです。
その名の通り新しい材には墨を付けて書いていくものですが
相手は黒い古材、黒い墨では線が見えないので
取り外しの際は黄色の油性マーカーでしるしを付けて
刻みの墨付けは朱墨と赤鉛筆を使います。
仕口と柱のほぞ穴がずれているのはなんでだろう?
同じ1間でこっちは3寸3分広い・・
古の大工仕事を読み解くのもなかなか難しい
それにしても、昔の大工はよくこんな長くて頑固な材料を刻んだものだと感心してしまいます。
古の大工さん、来週から刻み直させていただきますよ。
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